「選択肢がなく、生活水準を下げる必要がある」 日本の年金制度の仕組み

世界第3位の経済大国である日本ですが、年金システムはそこまで平穏ではありません。

日本の年金受給者は、平均給与額の約40%程の金額を受給します。その割り当て額は、ロシアやポーランドとほぼ同じで、OECD(経済協力開発機構)の中で最低の結果の一つとなっています。

「定年退職年齢の引き上げは、急速に加速しており、5年で150歳の年齢設定になったとしてもおかしくありません。」

今回の“Current Time”の対話者、主にフリーランサーの為のスキルシェアリングのブロックチェーン事業(仕事の上での年齢や他の事柄における区別等をとりはらうことを目的としている)であるbeepnowの創業者で取締役のAlex Tsai氏は皮肉にも語る。

 

今回の”Current Time”の取材で、Tsai氏は世界経済フォーラムで“世界的な時限爆弾” (主に敏速に進む高齢化が原因)と識者から呼ばれている日本の年金システムが、今現在どのように成り立っているか説明してくださった。

Tsai氏は、この危機の元はこの国の社会と人口の状況にのしかかっていると考える。

「若い世代の人たちが、老齢の方々の年金を支払っている。しかし、今若者の数はとても少ない。」と彼は言う。

1950年代は、父親のみが家族の中で働き、8人から10人の子供たちを養うことが可能であったが、現代では、一人の子供を養うためには、両親が共働きせねばなりません、とTsai氏は言う。

年金の主たる部分(主に月600米ドル程)は、政府によって支払われています。そして、それぞれの給与、会社、そして勤続経験によって金額が変動するものが上乗せされて支給されます。

早めの退職をする事ももちろんできますが、その場合は、受給金額は各“不完全な年”につき6パーセント減額されてしまいます。

今日現在、男性も女性も定年退職年齢は65歳ですが、それと同時に、この年齢に達した後であっても規制などなしに(他国では実際に規制はあることが多いです)働き続けることができます。

しかしながら、もしすでに年金受給者であるならば新しい仕事を見つけることは非常に複雑です。

 

Tsai氏の言葉によると、普通70歳くらいで働くことをやめることが多いようです。

「毎月の年金受給額は夫婦合わせて約2200米ドルほどなので、選択肢などはなく、生活のスタンダートを下げるしかありません。」、「その金額は、大学卒業したての方の給与とほぼ同じ金額ですので、65歳以上の方が二人で今までどうりの生活のスタンダートを維持するには、とても厳しい金額です。」とTsai氏は言う。

東京都在住の60歳から69歳の方が、必要最低限の生活(医療、家賃、他の手当てを除く)をおくる為には、月ひとりあたり約727米ドル程かかります。

ユーザーから提供された情報から様々な都市の生活費を比較するサービスのNumbeoによると、小さなアパートの家賃と光熱費だけで、約1000米ドルはかかります。

十分な給与の仕事を得ることができなかった方の中には、主に生活費が高くつくという理由で、インターネットカフェで暮らすことになってしまう方が大勢います。

Tsai氏は、いつか自分も退職することになるのかという考えは、恐怖をいだかせると言います。

beepnowの創業者は、「今の65歳以上の方々は、きっと預貯金があるので最後の日まで生き残ることができるでしょう。」と考えます。「私たちの世代が65歳になる頃には、預貯金がない為に、生き残ることができないかもしれません。」

子供たちは、老齢の両親を助けたりしますか?という質問に、「実は、若い世代の私たちは、経済的な支援をまだ両親から受けています。

この頃では、年金受給者は、実際に働いている若い世代よりも裕福であります。」とTsai氏は微笑んだ。

 

https://www.currenttime.tv/a/japan-pensions-interview/29415897.html

beepnow team

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